こんにちは、冨安歯科クリニックです。
「痛みも不調もないけど、歯医者って行くべき?」
という声をよくいただきます。
今回はそんな疑問に、根拠と実例を交えてお答えします。
❗“痛くない”は“健康”とは限りません
むし歯や歯周病は、自覚症状が出る頃にはかなり進行している病気です。
- むし歯の初期(C0~C1)は痛みなし
- 歯周病は出血や腫れを感じる頃には中等度以上の場合も
放っておけば、神経の処置・抜歯・インプラントなど大がかりな治療が必要になるケースもあります。
🔍 定期健診で何ができる?
冨安歯科の定期健診では、以下のような内容を行っています:
- 歯ぐきの検査(歯周ポケット測定、出血チェック)
- むし歯や被せ物の状態確認
- プロによるクリーニング(歯石除去・着色除去)
- ブラッシングや生活習慣のアドバイス
- 唾液検査(SillHa)や必要に応じたレントゲン撮影
🦷 ただ診るだけでなく、“守る”ためのケアです。
📊【根拠①】定期健診で“歯を失うリスク”が大きく下がる
厚生労働省のデータ(令和4年「歯科疾患実態調査」)によると:
✅「定期的に歯科検診を受けている人」は、
75歳以上でも20本以上の歯が残っている割合が高い傾向がある。
また、8020推進財団による調査でも:
✅ 年1回以上の健診を受けている人は、受けていない人に比べて歯の本数が平均3~4本多いという報告も。
つまり、**“通っている人ほど歯を失いにくい”**ということが、統計的にも証明されています。
💰【根拠②】予防は経済的にもお得!
日本歯科医師会による報告では、
むし歯や歯周病が進行してからの治療費は、予防管理と比べて2倍以上になることも。
たとえば:
治療内容 | おおよその費用(自己負担3割) |
---|---|
定期健診(検査+清掃) | 約2,000〜3,500円/回 |
根管治療 | 約8,000〜15,000円/1歯 |
インプラント | 約30万〜50万円/1本(自費) |
少しの手間が、将来の大きな出費を防ぎます。
🗣【体験談】実際に通っている方の声(※一部要約・匿名)
40代女性・会社員(豊川市)
「昔は痛くなったら行く派でしたが、気づいたときには歯周病がかなり進んでいて…。
定期健診に切り替えてからは、先生に“今回は安定してますね”と言われるのが楽しみになりました。」
30代男性・子育て中のパパ
「仕事が忙しくてつい後回しにしていましたが、歯の根が割れて抜くことに…。
それ以来、定期健診は“将来の自分への投資”だと思って通っています。」
💡Q&A:よくあるご質問
Q. 健康でもどのくらいの頻度で行けばいいの?
A. 基本は「2〜6ヶ月に1回」が推奨されます。
- むし歯・歯周病のリスクが高い方は2ヶ月おき
- 特に問題のない方でも半年に1回が理想です
当院では、検査結果や生活習慣に応じて無理のない受診間隔をご提案しています。
Q. 「健診だけ」でも行っていいの?
A. もちろん大歓迎です!
治療が必要ない状態でのご来院こそ、私たちが目指している“予防中心の歯科医療”です。
「歯を削らない」「抜かない」を続けるために、健診はとても大切です。
👩⚕️ 冨安歯科クリニックでは
- 唾液検査(SillHa)
- 歯周病検査
- 精密なむし歯チェック
- クラプロックス歯間ブラシのサイズ測定
など、**将来のリスクを減らすための“気づきの健診”**を行っています。
ちょっとした違和感がなくても、お気軽にご来院ください😊
🔗 参考出典
- 厚生労働省:令和6年 歯科疾患実態調査
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59190.html
└ 8020達成者は61.5%、過去1年の歯科健診受診率は63.8%と報告 - 厚生労働省:令和4年 歯科疾患実態調査
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33814.html
└ 定期健診の有無と残存歯数の相関が示されている - 8020推進財団:プロケア(定期的な歯科受診のすすめ)
https://www.8020zaidan.or.jp/achieve/procare.html
└ 年1〜2回の定期検診が、歯の長期的維持につながると紹介 - 8020推進財団:8020運動とは
https://mail.8020zaidan.or.jp/what/
└ 「80歳で20本の歯を残そう」を目標とする国民運動の概要を掲載 - 日本歯科医師会:歯と口の健康を守るための情報提供サイト
https://www.jda.or.jp/
└ 予防歯科や生涯医療費との関係についての啓発資料あり
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